今日の深夜1時位に、ウチに居た2匹中の片方の猫が死んでしまいました。
名前は志音(シオン)。 ロシアンブルー純血種の雄。
いくつだったかなあ…今年で6歳くらいだったと思う。
元々は私の愛娘(って言っても猫)のお婿さんとして家に向かえた家族で、私が色々探して遥々四国の方のブリーダーさんからの婿養子。
見た目は凄い可愛い奴だったんだけど、物凄い臆病。
猫の癖に暗所&閉所恐怖症。
猫の癖にドン臭くて、大人の体になるまでは高い所に上ろうとしてずり落ちたりしていた。
猫の癖に犬の様な性格。
猫の癖にお尻の始末が悪い。
ロシアンブルーという血統は「沈黙の猫」と呼ばれる程、鳴かない種類だと言うのに「にゃーんにゃーん!」と昔からやかましいくらいお喋りだった。
お尻の始末が悪い…つまり、家の中のあちらこちらで粗相をする為(まあ雄猫は発情期の時のスプレーはしょうがないんだけど、シオンは嫌がらせで家中でおしっこをしまくる(; ´Д`))
こんな感じで毎日猫用生理パンツ(おむつ)をしていた。
その姿は一見猿回しのお猿さんみたいで可愛いのだけど、せっかくの上等な血統による綺麗な毛並みが汚れて勿体なかったw
しかも成人した後発情期のストレスから私の愛娘に酷く噛付いたり、追っかけたり。
母や私にも突然酷く噛付く様になって、女3人で何時も怪我だらけ。
母と私に至っては、噛付かれた所から猫の口内に存在する雑菌が血液に回り患部が酷く腫上がって仕事に影響する程大変な思いをした。
(私なんか昇給の面接&試験の当日、出社前に利き手を噛まれて手がミトングローブの様に腫上がり、熱が出るわPCの試験がマトモに入力できないとか(。・_・。))
そんな様だから、私からは継子扱いw
母は「手がかかる子は可愛い」なのか、凄く可愛がっていた。
何かあれば弄って遊んだり、反応が面白すぎるから苛めちゃったり。
苛めたり何かすると「にゃぁ~ん!!」と言って文句を言ってくる。
ご飯が食べたいと何時までも鳴きまくる。
兎も角やかましかった(´・ω・`)
「黙っていれば可愛いのに…」 なんて言葉はこの子の為にある様な言葉だと、何時も思っていた。
余りに噛み癖が酷すぎて私も母も娘も怪我だらけだったし、娘に先天的遺伝子の欠陥があり子供がどうしても最後の最後で頭蓋骨が形成されず死産になってしまい生まれて来ないと言う事もあり、3年前くらいに虚勢をしました。
虚勢をすると、雄猫は膀胱/尿路結石や膀胱炎になりやすくなります。
その例に漏れず、うちのシオンも膀胱炎になってしまいました。
ウチが基本昼間誰もおらず、おしっこをしたおむつをしたまま夜まで過ごさなきゃいけなかったのもあり、その所為で冬場等膀胱を冷やしてしまうと言う悪い環境の所為もありました…。
さらに先々週に尿路結石になり、砂粒状の結石が尿管にたまっていた為排尿が出来なく。
故に麻酔等を打ってカテーテルを通し、尿管洗浄をするしかありませんでした。
人間でもそうですが、膀胱炎や結石等はぶり返しやすい。
特にペットの場合は人間側が色々生活習慣をコントロールしてあげねば駄目なので、不在がちな私達親子の面倒見が悪かったのでしょうか…三日前の夜にまた具合が悪くなってしまいました。
余りに様子がおかしい為、土曜の午前中に掛かり付けの獣医さんに息子(シオン)を連れて行きました。
前日はご飯を食べたけれど、その日の朝はご飯も食べなかったので相当調子が悪いと思っていました。
元気な子だったのに少しぐったりしていました。
先生の診察を受けて、抗生物質の注射等二本受け「夕方まで排尿がなかったら、またカテーテルで洗浄処置をしなければなりませんから様子を見て連れて来てください。」
と言われ、一旦家に帰って様子をみる。
やっぱり排尿がなく、その日の夕方再び先生の所へ。
連れて行った時間も遅かった為、その後は翌日の朝まで先生が入院させて様子を見てくださるとの事で「まあ洗浄は本人にとって大変だろうけど、明日になれば元気になるだろう。」と安心して家に帰り心配する母にもそう報告しました。
次の日のお昼に病院へ迎えに行ったのですが、病院のゲージから抱っこして出した時、なんだか何時もとはまったく違う感じの声で「にゃーん」と鳴くので疑問に思いました。
何時も「やかましいなあ!」と思いながら聞いてる、元気な声ではなくなんだか悲痛な感じの元気がない声。
それでも何度も鳴く所は何時も通りなので、先生も今日はゆっくりさせれば大丈夫ですと仰っていたし家で休ませれば元気になると踏んでいました。
でも先生がまだご飯を食べてないと言うので、ちょっとそれがひっかかった。
本当に食欲旺盛な子だからご飯を食べないというのは異様。
「まあ…家に帰ってゆっくりして、夜になったらお腹を空かせてまた喚くだろうし。」
そう思い家に帰って、今日はかわいそうだからオムツなしであったかい場所に連れて行って寝かせました。
家に帰ってもずーっとぐったりと言う状態だったので、内心不安も残しながら。
夜になり、母が帰って来て「シオンが見当たらない。」と騒いでいました。
しかし、何処か居るでしょう?と言って特に気にしませんでした。
ご飯をまだ要求しないので、ご飯を上げて欲しいと伝えて私は自分の事をずーっとやってましたが…
21時くらいになって、母に呼び出され自室からリビングへ行くと半泣き状態の母がシオンを抱っこしていました。
「この子死んじゃうよ。ご飯も食べないし、こんなに元気無いし。私が帰って来た時も一回悲しそうに鳴いただけで、へんな所に隠れて冷たくなっていたのよ?」
そう言われました。
確かに、動物が食事をしないと言うのはある意味致命的な話です。
人間ですら食事が出来なくなれば、死期が近付きます。
でもそんなすぐ結論付けるなんて馬鹿らしい。
一応獣医さんに電話をして現状を報告しましたが、やはり「今は疲れていると思うので、その子のペースに合わせて休ませてあげてください。そして明日の朝様子を聞かせて下さい。」と言われたので母にも安心させる為にそう言いました。
大体、そんな勝手に決め付けて勝手に悲しんだりとか縁起が悪い。
私はいつも人も動物も死に際には、結果が出るまでは絶対悲しみたくないと言う考えだから、正直イライラしていました。
「暫くしたら元気になるよ。」
そう言ったけど。
私も何処かで少し諦めてた所があったかもしれない。
何気に死に別れは、ペットも人間も数度経験していたりします。
それに動物が食事出来ない時は、かなり致命的な問題がある事が基本で…。
元気だった息子の急変…嫌な感じでした。
私にしては珍しく、暫く様子を見ながらずっと撫でてやりました。(何時も苛めてばっかだったからw)
母に抱かれたまま、シオンは小さくゴロゴロ喉を鳴らしていた。
何時までもそうして居ても仕方無いので、とりあえず私はまた自室に戻りいつも通りの時間を過ごして…。
日付を越えて深夜の1時半頃。
母から「リビングに来て。」とメールが。
何だか諦めに近い…何らかの予感がして、冷静な気持ちでリビングに向かうとシオンが丁度息を引き取った後でした。
シオンはウチに来たペットでは4匹目の家族。
一番最初に飼った犬も二番目に飼った猫も病死で、結構苦しんで死んでいったのでなんとなく母と私は変に延命をして苦しませたくないと言う気持ちが強かったから。
正直なんとなく予想はしてたのに、何もしないで看取った。
母も前とは違って静かに泣いていたけど、私は何だか異常な程冷静でした。
まだ暖かいシオンを撫でながら埋葬をどうしようとか、思い出話をして母を慰め。
今日も学校だから…と、自室に戻って寝て。
今朝もシオンを見に行きました。
まるで寝てるだけの様な顔してるのに、冷たくなってやっぱり死んでいるんだなって思って。
でも悲しい所か涙すら出ない自分に少し絶望していました。
継子扱い次男扱い故か、そんなに可愛く思ってなかったのかな?
死んじゃったのに悲しくないとか…なんだか薄情過ぎる気がした。
動物を人間と同じくらい好きなのに、なんでこんな冷静すぎる程になれるのか…。
こんな文章を改めて書く気になって気づいたけど、娘に比べて明らかに携帯で撮った写真の枚数が少な過ぎ。
(まー、今はどっかいってしまったデジカメでとった写真はもう少しあっただろうけど…)
そんな重い気分の中、掛かり付けの獣医さんに電話をしなくてはいけませんでした。
その先生はウチのペットを一代目からずーっと診て貰っていた方で、本当に20年近い付き合いがありました。
信頼できる良い先生で、去年母が旅行で家を空ける時シオンだけ留守番出来る子じゃなかったので先生の所に預けた時にとても可愛がってくださって。
シオンが愛嬌がある子だったので、先生は本当にシオンを可愛いと思って居てくださったので…。
そんな電話をしなくちゃいけないと思ったら、ますます気が重くなった。
それでも先生に報告したら、凄く驚いてらっしゃった。
やっぱり死ぬのが急過ぎたし、先生も思いもよらなかったのだろうなあ…。
私だって、本気でそんな事は考えていなかったし。でもなんとなく…家族だから漠然とした予感があっただけ。
先生には毎度うちの子達を看取って貰っている。娘の2度に渡る死産の際は、その子供達も身とって下さいました。
いくら医師としての仕事をしているとは言え、こういう事は凄く悲しいだろうなと思いながら電話を切った。
母が仕事に行き、私は学校に行く前に一人で家に残って居た。
ソファーで眠る様にしているシオンを、撫でながら暫く見ていた。
少しそうしてたら、驚いた事にポロポロと涙が出て来て。
「ああ…やっぱり本当は私も悲しかったんだ。」と気付かされた。
人前では冷静で居るしかなかったのかな…一人でこうしてて初めて自分の感情を知りました。
その後ぐしゃぐしゃになるまで泣きながら自分の振り返りの為、追悼の意味を込めて文章に書こうと思い立った訳で今こうしています。
写真みたいに、冬場はストーブに火傷するんじゃないか?!って言うくらいピッタリ張り付いていたシオン。
黙っていれば本当に可愛らしい子。
結構美男子だった。
あまりに痛い思いをさせる物だから娘(杏璃)からは疎まれて居たけど、娘はまるでシオンを息子みたいにそれなりに可愛がって居た。
ドン臭くて、下の始末が悪くて、手の掛かる子だった。
娘に怪我をさせるものだから、私はシオンに対してちょっと冷たかった。
母も私も仕事があって余り面倒を見てあげれなかった。
人間の勝手な都合で色々手を加えてしまった。
そんな家に遥々四国からやって来たシオンだけど…短い間だったけど幸せに過ごしていたのだろうか?
幸せに過ごしてたのかな…?なんて、勝手過ぎる考えだとは解っているけれど。
私と母は一緒に過ごした数年楽しく出来たから。
正直6年程度とか早過ぎると思った。
前、私が初めて飼った猫は4年しか生きれなくてやっぱり早かったけど。
きっと何年生きていようが、私達より先に逝ってしまえば…私達は毎回早いと思うのだろう。
シオンへ。
今まで有難う。
そして死後の世界と言う物が本当に存在するのであれば、またそこでワイワイと皆と一緒にやりたいね。